美容ジャーナリスト 齋藤 薫の美脳トレーニング

美容ジャーナリスト 齋藤 薫の美脳トレーニング

茄子紺、モスグリーン、赤ブラウン
メイク効果を作り出す隠し色の秘密

遊びはゼロ、人の顔の上だけで
意味を持つ色のグループがあった

右から:クレ・ド・ポー ボーテ オンブルクルールデュオ(レフィル) 103 全6種 4,500円、ケース(別売り) 2,500円/資生堂インターナショナル、アイカラー コントゥア 122スモーキーグリーン 全12色 3,400円/バーバリー

 メイクには、いつの時代もこんな提案がある。「ルールは何もない。自由奔放に色を遊びましょう」。でもそう言われていい気になって、自由に色を遊ぶとだいたい失敗する。ひとえに、顔の上だからである。

 実は、人間の顔ほど厳密なものはない。例えば、口の位置が2ミリ下にあっても、目と目の距離が2ミリ近づいても、印象が大きく変わるほど人の顔は極めて微妙なパーツと配置の集合体だからこそ、本来は多くのタブーとルールがあり、自由で奔放な色の遊びなどありえない。でも大丈夫。昔は、危険な色がいっぱい出回っていたが、試行錯誤を繰り返して、失敗を呼ぶ色は次第に排除され、今は色を遊べるまでに絞り込まれているから。

 そんな中、遊びはゼロ、人の顔の上でだけ重要な役割を果たす色のグループがある。最近、アイライナーやマスカラに改めてブラウンが目立つが、その多くは赤みを含んでいて、ただ馴染むだけじゃなく、黒以上に目を大きく見せてくれたりするはず。

上から:グランディオーズ ライナー 02ブラン ミリフィック 全3色 4,200円/ランコム、モテライナー リキッド Brブラウン 全4色 1,500円/フローフシ

<次のページ> 顔の上だけで成立する微妙な色彩学

2017.05.01(月)

文=齋藤 薫
撮影=吉澤康夫

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