バラマキ土産におすすめ ベスト3

●その1 花布ティーバッグ

花布とは、台湾では元々布団に使われていた布の柄のこと。

 観光スポットでもある永康街にある、モダンな台湾茶屋で売られているのがこちら。すべてのお茶が無農薬で、しかも全種類ティーバッグ。6パック入りの箱は値段も145元(約580円)と手ごろで、中でも花布をパッケージに使ったものが、見た目にもかわいくていい。

 種類は昔ながらの台湾紅茶、黒烏龍と密香紅茶をブレンドした黒茶、そして台湾茶を代表する凍頂烏龍茶の3種。小さくて軽くてお手頃で、無農薬でおいしくて……。青木さんも「バラマキ用土産大賞」と認定するほど、非の打ちどころのないお土産だ。

●その2 ピーナッツ菓子「花生酥」

ピーナッツの名産地、澎湖(ポンフー)島のお菓子。

 青木さんがオーナーを務めるセレクトショップで試食してもらえば、98%の人が売ってくれ! と懇願するというピーナッツ菓子。「ピーナッツバターから洋風っぽさを取って固めた、ガリッサクッの食感で、甘くてちょっとしょっぱい」(青木さん)。

 お土産で渡しても「もっとくれ!」という人が続出、というから、パイナップルケーキでは芸がない、でも人を喜ばせるおいしいものを探している人に、ぜひおすすめしたい。

●その3 ハテナのろうそく

台湾全土で使われている。1本でなく何本も挿してもかわいい。

 写真を見てほしい。ケーキにささった「?」マーク。台湾ではケーキを買ってろうろくを頼むと、「数字にしますか? クエスチョンマークにしますか?」と聞かれる。チープなトリコロールカラーが軽薄なかんじがしていい、と青木さんも気に入って箱買いしたそう。価格も1個5元(約20円)。

 「台湾では、いい歳をした人も誕生日はケーキでお祝いします。歳をとっても単純に生まれた日を喜べるのは、この能天気なろうそくのおかげ?」(青木さん)。台湾らしいカルチャーを持って帰れば、土産話にも花が咲く。そんな一品だ。

 もし買いたい、気になると思ったら、『台湾の「いいもの」を持ち帰る』でぜひチェックして。ほかにも気になるアイテムが盛りだくさんの一冊だ。

『台湾の「いいもの」を持ち帰る』
青木由香・著
発行 講談社
定価 1,500円(税別)

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2017.03.29(水)