5つのカテゴリーから選ぶ 2010年代ベストアニメ音楽

5つのカテゴリーから選ぶ 2010年代ベストアニメ音楽

おそ松さんやμ'sの魅力が炸裂!
キャラ自身が歌うアニソン名曲4選

 音楽評論家/音楽プロデューサーの冨田明宏さんが、2010年代のベストアニメ音楽について教えてくれました。

» 第1回 アニメの枠を超える劇伴
» 第2回 音楽アーティストの本気アニソン
» 第3回 新世代アニソンポップ&ロック
» 第4回 注目のアニソンダンスミュージック

濃い味わいの世界観を持つ
キャラソンの魔力って?

 キャラクターが歌う。だからこそ、特別な意味が生まれる。ユーザーの心に芝居を超えた踏み込み方をするキャラソンの魔力は、一度ハマれば抜け出せない。どれも濃い味わいの世界観を持っているので、ポップソングとしても魅力的である。

◆ ST☆RISH
「マジLOVE1000%」

 人気男性声優陣による、リアルアイドル顔負けの超キャッチーなアイドルポップ。あまりにも個性的なキャラクターたちの魅力によって巻き起こった『うたの☆プリンスさまっ♪』旋風は、アニメシリーズ1作目の第1話冒頭で流れたこの楽曲のインパクトによるところも、大きかったのではないだろうか。全女子必聴の1曲。

ST☆RISH「マジLOVE1000%」
キングレコード 1,238円
(C)UTA☆PRI PROJECT

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◆ μ's
「僕らは今のなかで」

 結成約5年の2015年末に紅白歌合戦出場、そして翌年3月31日・4月1日の東京ドーム2デイズ公演をもって単独ライブ活動のファイナルを迎えたμ's(ミューズ)。まさに伝説的な存在だが、実は声優未経験の一部キャストや、その他キャストたちが作中メンバーと一緒になって成長を遂げるのを見守る、感情移入型の壮大なドラマでもあったのだ。

μ's「僕らは今のなかで」
『ラブライブ!』OPテーマ
ランティス 1,852円

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◆ おそ松さん
「SIX SAME FACES ~今夜は最高!!!!!!~」

 トラックダウンを手掛けた寺田康彦はかつてタモリの楽曲に関わっていた人物で、楽曲的にもタモリがリリースしていたテクノポップのオマージュでもある。赤塚不二夫とタモリをここで結び付けたのは、楽曲を手掛けたテクノボーイズの遊び心であり、この副題も筆者的には意味深。サウンド、セリフ、意味性など隅々までこだわり抜かれている。

おそ松さん「SIX SAME FACES ~今夜は最高!!!!!!~」
『おそ松さん』EDテーマ
エイベックス・ピクチャーズ 1,500円

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◆ Six Gravity
「GRAVITIC-LOVE」

 隆盛を極める男性アイドル作品業界。中でも幅広いメディアミックスで注目を集めているのが『ツキウタ。』シリーズだ。そしてこの曲、エレクトロロックをアイドルポップに引き寄せ、スイートな歌詞をまぶした添加物感が凄まじい中毒性を生み出していて最高。対となる「LOLV -Lots of Love-」と併せて聴くとより楽しめる。

Six Gravity「GRAVITIC-LOVE」
『ツキウタ。THE ANIMATION 主題歌』収録
ムービック 1,500円

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●今回、教えてくれたのは……

冨田明宏(とみたあきひろ)さん
音楽評論家/音楽プロデューサー。音楽評論家としてはアニメ音楽が主戦場。さらに音楽プロデューサーとして声優・内田真礼、黒崎真音ほかのプロデュースや、数々のアニメ主題歌も手掛けている。

<この記事の掲載号>

CREA 2017年3月号

大人のためのアニメガイド
みんなアニメに夢中。

定価780円

2017.03.06(月)

選曲・文=冨田明宏
撮影=平松市聖
協力=アニメイト池袋本店

※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。

CREA 2017年3月号

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