真摯に相手と向き合う写真家の眼差し

「meta」“Bjarne Bare, Oslo, 2014”(C)mika kitamura

 ポートレート写真とはそもそも不思議な存在だ。被写体は撮影時からどんどん変化していくし、長い時を経ればこの世からも消えてしまう。けれど写真の中ではその姿を半永久的に留めている。

 気鋭写真家がポートレートの奥深さに真正面から取り組んだ新作を発表する。少し距離を取りつつ、真摯に相手と向き合う写真家の眼差しをどの写真からも感じる。一点ずつの画面の透明感と色彩の美しさにも強く惹かれる。

喜多村みか 写真展『meta』
会場 Alt_Medium(東京・高田馬場)
会期 2017年1月19日(木)~2月12日(日) ※月~水曜 休廊
料金 無料
電話番号 03-5996-8350
http://altmedium.jp/

山内宏泰(やまうち ひろやす)
ライター。著書に『上野に行って2時間で学びなおす西洋絵画史』(星海社新書)ほか。「写真を読む夜」「文学ワイン会 本の音」などの催しも主宰。新刊に『文学とワイン』(青幻舎)。
https://twitter.com/reading_photo

Column

山内宏泰のこの1枚に会いたい!

美術、写真、文芸その他について執筆するライター、山内宏泰さんがナビゲート。いま見逃せない美術展をテーマに沿ってご紹介する、アートの“ななめ歩き”の提案です。

 

2017.02.04(土)
文=山内宏泰

CREA 2017年2月号
※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。

この記事の掲載号

楽しいひとり温泉。

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定価780円