ガッツリ食べたい!
カロリーゼロのトマホークステーキ

半オープンエアの素敵な空間の中でひときわ目立つ「ストリップステーキ」。

 昨年改装を終えてオープンした、インターナショナルマーケットプレイス。

 樹齢100年以上の大きなバニヤンツリーが目印のこのショッピングモールの中に、昼食時に足を運んでほしいお店があります。その名も「ストリップステーキ」。

 パイオツカイデーな金髪ギャルがスッポンポンでステーキを焼くの!? と思ったジェントルメンは、30秒ほど目を閉じて一度落ち着いてください。そんなはずありませんよ。

 セレブシェフのマイケル・ミナが手がける同店のコンセプトは「セクシーでエレガントなステーキ体験」。

 サンフランシスコでスタートし、高級ステーキハウスとして全米展開している超有名店。内装も大人の時間を意識したエレガントな仕様で、決して怪しいお店ではございません。

ハワイのまばゆい陽の中で食べるランチ、全てが輝いてみえる!

 オープンしたばかりのここワイキキ店では、ステーキだけではなく、シーフード、寿司バーまで魅力的なメニューが揃っています。

 店員さんも日本語堪能で、何とモデル・長谷川潤さんの妹さんも働いています。

 お昼といえば、お腹鬼減りタイム。しかも「昼食はいくら食べても午後にエネルギーとして放出される。ゆえにカロリーゼロ」という学説があるとかないとか。

 だったら食べましょうよ、1.1キログラムのトマホークステーキを!

二の腕ほどありそうな長さの「トマホークステーキ」!! しかも中はレア状態。

 テーブルに運ばれてきたステーキを見た瞬間、それは“目撃”という言葉に変わります。骨付き肉のその姿は、原始時代の鈍器といっても過言ではないほど。

 ならばこちらも原始人に豹変して、ナイフ&フォークの文明の利器を捨てて、ギャートルズ・スタイルでガブリだ!

 外はパリッと、中はジューシーの鬼ウマ! これにナイフなど不要です。噛めば噛むほど肉汁があふれ出し、飲み込むのがもったいないくらい。

 ストリップステーキでは、お肉を28日間熟成し、焼く直前までバターの中で20分ほど温める独自の手法“バターポーチ”で下ごしらえ。

 その段階で肉はレア手前まで温まっており、注文が入り次第ブロイラーでこんがり調理。この過程を踏んでいるからこその柔らかさ。大満足です。

2017.01.25(水)
文・撮影=「ハワイに恋して」