仕事で知り合う人から
暮らしのヒントをいただく

 働き始めてまだ2カ月。午後2時までという、時間に制限がある中でやることは多く、自分の体力が追いつかない。子どもたちの幼稚園や習い事の送り迎えでせいいっぱいだ。

 たとえば水曜日は、幼稚園のお迎えのあとは女の子たちのピアノの送り迎え。さらに長男が習っている空手は、夜7時から。それまでに夕ご飯を終わらせなければならない。

 日によって違うスケジュールを睨みつつ、どんな時間割がいいのか日々考え、徐々にペースを作り始めている。

休日はしっかり遊ぶ。冬は近くのスキー場でエンジョイ!

 当初洗濯は朝にしていたが、忙しくて間に合わず、夜のうちにすませることに。また、土日は子どもと遊ぶと決め、家事は極力しない。家族でイベントに行ったり、稲刈り体験をしたり、冬であればスキーに行くなど、体をたくさん動かし、太陽の光をたっぷり浴びてリフレッシュする。

 「そうしないと、ずっと『あれをやらなくちゃ。これをやらなくちゃ』と追いかけられているようなんです」と坂本さん。休日の夕食作りは夫に託す。夫は夫で、平日と月2回の休み以外は忙しく、ほとんど子どもたちと接する機会もないので、このクッキングタイムを楽しんでいるそうだ。

 「暮らしづくりビレッジ」では、暮らしの達人やワーママの先輩に出会えるので、レシピのアイデアや、時間の使い方などのヒントをもらうことも多い。

 「炊飯器で煮豚を作ったりもします。圧力鍋でおでんを作れば、夜の7時半から作り始めても8時に食べられるんです! いろいろなアイデアは、『暮らしづくりビレッジ』で知り合った人たちからいただいたものなんですよ」とうれしそうに語る。

仕事で知り合った人たちから、家事やレシピのヒントをもらうことは多い。写真は炊飯器で作った煮豚と煮玉子。味もしっかり染み込んでいる。

 「地域の仲間とつながり、自立しながらいきいきとした日々の暮らしを営む」という「暮らしづくりビレッジ」のコンセプトのままに、坂本さんは歩き始めている。

 「動き出さないと世界は変わらない。仕事をしようか迷っているなら、一歩を踏み出してみてください。何かが変わっていくはず」と、迷えるママたちに力強いメッセージをくれた。

Column

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2017.01.26(木)
文・撮影=HITOMINA