今日の絶景

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植村直己が消息を絶った北米最高峰が
マッキンリー山から改名した経緯は?

Magnificent View #1195
デナリ(アメリカ)

(C)Robert Harding Images / Masterfile / amanaimages

 北米の最高峰、デナリ。標高は6190メートル。多くの登山家が挑むこの山は、冒険家の植村直己が初の冬季単独登頂に成功した後、消息を絶ったことでも知られている。

 「北米の最高峰はマッキンリー山では?」と思う人もいるかもしれないが、それも無理はない。この山の旧名はマッキンリーなのだ。

 その名称変更には、紆余曲折ある。

 もともとの地名は、1896年、翌年にアメリカ大統領となるウィリアム・マッキンリーにちなんで付けられた。

 一方、地元アラスカでは「偉大なもの」を意味する「デナリ」で名が通っていたため、1975年、アラスカ州政府が改称を決定し、連邦政府にも同様の措置を要求。だが、連邦議会ではマッキンリーの出身地であるオハイオ州の反対に遭い、叶うことがなかった。

 2015年8月、連邦政府が正式名称を「デナリ」にすることを発表。アラスカ州の40年の悲願がついに叶う形となった。

 ちなみに、マッキンリーはこの山を訪れたことは一度もなかったという。

2017.01.07(土)

文=芹澤和美

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