今日の絶景

今日の絶景

江戸時代の旅人気分で歩きたい
風情あふれる中山道の妻籠宿

Magnificent View #1192
妻籠宿(長野県)

(C)Robert Harding Images/Masterfile / amanaimages

 茶屋の軒先に着物姿の町娘が立っている……。思わずそんな風景を想像してしまうのは、長野県南木曽町の妻籠宿(つまごじゅく)。

 ここにはかつて、江戸と京都を結ぶ街道、中山道の宿場町があった。江戸時代は交通の要衝として大いににぎわったが、明治時代に鉄道が敷かれると、宿場町は不要となり衰退。

 しばらくは日の目を見ることはなかったが、昭和の経済成長期になると一転。全国各地に近代的な建物が続々と作られるなかで、江戸時代の面影を残したこの地が話題に。地元住民による保存運動も功をなし、ますます脚光を浴びるようになった。

 ともすれば、テーマパーク化しているかと思いきや、ここは今も人々が暮らす集落。観光開発の波に飲まれることなく、地元の人々が大切に守り続けた土地の風情が息づいている。

 店の暖簾をくぐって名物の信州そばを食べ、いろりのある宿では旅の話に花が咲く。そんな江戸時代の旅人気分で、ぶらりと歩いてみたいものだ。

2017.01.04(水)

文=芹澤和美

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