ペルーの美食首都・リマ 羨望の名店BEST4

ペルーの美食首都・リマ 羨望の名店BEST4

世界第4位に輝く最先端レストラン
ペルーの至宝「セントラル」の全17皿

 夏になると太陽に恵まれ、海辺の街らしい陽気な空気にあふれるリマ。以前は、世界遺産の旧市街観光が旅の大きな目的だったが、ここ数年で状況は激変。今、リマといえば、とにかくグルメなのだ。美食家たちがこぞって賞賛する最先端の美味を体験しに出かけよう!

» 第2回 次なる美食トレンド“ニッケイ”の新境地
» 第3回 料理で国を変えた国民的英雄シェフの原点ダイニング
» 第4回 気取らない郷土料理を味わえるカジュアルレストラン

食の文化史が凝縮する
ペルー料理の魅惑の世界へ

「世界のベストレストラン50」で中南米No.1に輝く「セントラル」の独創的な料理。全17品からなるコースの14皿めは、“アンデス山脈の低地/1800m”。スーパーフードとして注目のキヌアのほか、サボテンの実、アンデスミントなどとともにビーフの脂味を味わう一品。

 長い歴史のなかでペルーほど特異な食文化を育んできた国はほかにない。インカ時代にはすでに農業試験場が造られ、農産物の品種改良に取り組んでいたといい、トウモロコシ、ジャガイモ、トマト、唐辛子などアンデス原産の食材も実に豊富。これらは、大航海時代に各国へ渡り、世界中の食生活を一変させたほどだ。

 16世紀からの植民地時代には、“黄金世紀”を謳歌するスペインの食文化がもたらされ、近代に入ると中国や日本からやってきた移民たちが東洋の味覚をこの地に伝えた。そして今、それらは現地にしっかりと根付いている。

 かくしてペルー料理には、この国の歴史がすべて凝縮することになった。しかも近年、独自の進化を遂げて唯一無二の美味として大いに注目を集めている。未知の食材がふんだんに用いられているのに、不思議と私たちの舌になじむ料理の数々……。先入観なしに味わえば、誰もが虜になること間違いなしだ。

LIMA (リマ)
●アクセス 成田空港からアメリカ各都市経由で約20時間35分~。
●ベストシーズン 年間を通じて穏やかな気候で、平均気温は最高19~28℃、最低15~21℃。11~5月は晴天が多いが、6~9月は濃い霧が立ち込め、曇天が続く。

<次のページ> ペルーの大地が育む多様な命を一皿に盛り込む

2017.01.02(月)

撮影=橋本 篤
取材・文=矢野詔次郎
構成=矢野詔次郎
取材協力=コンドルトラベル
協力=PROMPERÚ ペルー政府観光庁

※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。

CREA Traveller 2017年冬号

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