今日の絶景

今日の絶景

ドイツの街を彩る中世のままの風景は
世界各国からの寄付のたまもの

Magnificent View #1179
ローテンブルク・オプ・デア・タウバー(ドイツ)

(C)Raimund Linke / Masterfile / amanaimages

 石畳の路地と、オレンジ色の屋根に木組みのかわいらしい家々。ドイツ南部にあるローテンブルク・オプ・デア・タウバーには、そんな中世さながらの風景が広がっている。

 この街に昔の風情が残されている背景には、皮肉にも、17世紀の三十年戦争とペストの大流行がある。街の発展が止まってしまったことで、結果的に、中世の姿が保存されることになったのだ。

 第二次世界大戦中は米軍の空爆による被害は受けたものの、戦後、近代的な建物を建てず、失われた中世の姿へ戻す形で街は再建。その費用には、世界各国からの寄付が充てられたという。

 そんな街は、市庁舎前でクリスマスマーケット開場宣言がされると、より美しさを増す。ドイツ各地でマーケットが開かれているが、ここならではの楽しみといえば、人形劇や、市に並ぶ特産品の陶器、そして白ワインで作るグリューワインだ。

 雪が降るといちだんと冷え込むが、開場式の日に雪が降ると、その年のクリスマス市は平和に終わると言われているのだそう。

2016.12.22(木)

文=芹澤和美

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