森の中のクラウドテラスで何して遊ぶ?

クラウドテラスがあるのはかなり上だが、その途中、のんびりできる場所があちこちに。

 フロントの入る建物から階段を登ってクラウドテラスに向かう途中には、お昼寝に気持ちよさそうなハンモックや、スウィンギングチェアに座って空を見上げられる木漏れ日デッキなど、自然の中でゆったりと時間を過ごせそうな場所が設けてある。

こんな場所でお昼寝を楽しんでみたい。
寝転んで空を見上げればこんな風景が。

 クラウドテラスの踊り場には、寝袋が置かれて、冬でもぬくぬく外でお昼寝できそう。

左:薪ストーブが暖かいライブラリーカフェ。
右:焚き火ラウンジでマシュマロを火にくべれば、アウトドア気分が盛り上がる。

 クラウドテラスのトップには、これぞキャンプの醍醐味な焚き火ラウンジや、薪ストーブが温かなライブラリーカフェがある。

こちらが“ホットチョコレートバー”。白と黒、2種類のホットチョコレートにチリペッパーやシナモンなどのスパイスや松の実、ショウガ、そしてウィスキーの白州など10種類のちょい足しが楽しめる。

 午後のひとときは、このクラウドテラスで、四季折々に自分でカスタマイズできるおやつが楽しめる。例えば、イチゴやりんごなどフルーツのチョコ・フォンデュやワッフル、季節のドリンクなどだ。冬は、ウィスキーやマシュマロなどを好みでちょい足しできる“ホットチョコレートバー”がふるまわれる。

左:森の中にこんな手づくりの巣箱が。
右:ルームキーホルダーのバードコールをひねって、森の鳥を呼んでみる。

 アウトドアに習熟したグランピングマスターが、ルームキーホルダーについているバードコールの使い方を教えてくれるのも面白い。

無事に薪割り成功。

 大なたをふるう薪割りは、裂け目をまず作ってそこ目指してまっすぐ振り下ろすと、へっぴり腰ながら意外に初めてでも出来てしまう。子供でもできる薪割り機もある。自分で薪を割る経験なんてなかなかないだけに、成功すると嬉しい。

左:グランピングマスターの背筋の伸びた薪割りのようには行きませんが……。
右:難しければ薪割り機を使って。

 こちらは有料のプログラムだが、白州の樽のチップを使い、川魚の忍野サーモンやチーズ、味噌などをスモークする「山麓の燻製づくり」なども面白い。

 また、冬の女子旅パッケージとして、草木染めやオリジナル蜜蝋ハンドクリーム作りを体験できる「冬の森グランピングリトリート」も用意されている。施設内のアクティビティにも事欠かないのだ。

2016.12.24(土)
文=小野アムスデン道子
撮影=鈴木七絵