美食と快眠にこだわったビジネスクラス

ビジネスクラスのシート。足もとが広くて快適だ。

 日本からクロアチアのザグレブまでの直行便はない。取材時に利用したのはターキッシュ エアラインズ。成田からはデイリー、関空からは週4便(2017年1月31日まで)で運航している。夜に日本を出発、翌朝にはザグレブに着く。イスタンブールでの乗り継ぎ時間は、往路は3時間半、復路は2時間とスムースだ。

 日本発着のフライトは、現在、ビジネスクラスとエコノミークラスの2クラス。今回はそのうちのビジネスクラスをご紹介しよう。

 ビジネスクラスを利用すれば、数々の受賞歴がある空港ラウンジも利用できるので、イスタンブールでの乗り継ぎ時間を快適に過ごすことができる。ライブクッキングのトルコ料理を堪能したり、シミュレーションゴルフやゲームに興じたり。ただし、あまりに楽しいラウンジなので、次のフライトに乗り遅れないようご注意あれ(笑)。

左:機内食はフライングシェフが盛りつけてくれて食欲をそそる。ろうそくを模した灯りが高級レストランの雰囲気。
右:食後のハーブティは種類も豊富。トルコスタイルのポットから、なんと南部鉄器の急須でサービスしてくれる。

 ビジネスクラスにはフライングシェフが乗務している。白いコックコートにコック帽を身につけたシェフが料理の最後の仕上げと盛りつけをしたり、目の前でサービスしてくれたり。機内食が美味しくなるのはもちろん、食欲をそそる盛りつけにしてくれる。

アメニティは往路と復路で種類が変わる。イスタンブール発の復路は「ジャガー」。ポーチが大小3つもあって、アイマスク、ソックス、歯ブラシ、歯磨き粉、ボディローション、リップバーム、靴ベラ、ブラシが入っている。ちなみに、往路は「セルッティ」だった。

 また、ターキッシュ エアラインズの日本発着のフライトはナイトフライトなので、寝具の充実度も見逃せない。CAさんが各シートにセッティングしてくれるのは、「ボーチャ」と名づけられた快眠セット。

左:快眠セットの「ボーチャ」のパンフレットにはこんなにかわいい写真が!
右:頭を載せる枕、腰に当てる枕、マットレス、そして毛布が「ボーチャ」に包まれている。

 「ボーチャ」というのはトルコの風呂敷のような布のこと。さまざまな物を包むのに使うのだという。ボーチャに包まれているのは、頭を載せる枕、腰に当てる枕、マットレス、そして毛布だ。ボーチャのパンフレットに「赤ちゃんのように眠って」とあるように、ぐっすりと眠ることができる。

「ボーチャ」セッティング後のシート。CAさんがセットしてくれる。
照明を落とした後には、キャビン前方にあるカウンターにフルーツやスナックが並ぶ。朝にはほとんどなくなっていた。

アドベント・イン・ザグレブ
http://www.adventzagreb.com/

【取材協力】
ターキッシュ エアラインズ

https://p.turkishairlines.com/

ザグレブ観光局
http://www.infozagreb.hr/

たかせ藍沙 (たかせ あいしゃ)
トラベル&スパジャーナリスト。渡航140回超・60カ国超、海外スパ取材230軒超、ダイビング歴800本超。日々楽しい旅の提案を発信中。著書は『美食と雑貨と美肌の王国 魅惑のモロッコ』(ダイヤモンド社)、薔薇でキレイになるためのMOOK『LOVE! ROSE』(宝島社)など。楽園写真家・三好和義氏と共著の『死ぬまでに絶対行きたい世界の楽園リゾート』(PHP研究所)が4刷、台湾版も好評につき、中国版出版! 第2弾『地球の奇跡、大自然の宝石に逢いに… 青の楽園へ』好評につき、こちらも中国版出版制作中! 『ファーストクラスで世界一周(仮題)』2017年春刊行予定。
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