今日の絶景

今日の絶景

ホノルル港に立つゴシック様式の塔は
旅人たちを迎えるハワイの象徴だった

Magnificent View #1171
アロハタワー(アメリカ)

(C)Garry Black / Masterfile / amanaimages

 まだ見ぬ楽園へと寄せる思いを歌う岡晴夫の「憧れのハワイ航路」がヒットしたのは、戦争が終わってまだ3年しか経っていない1948年のこと。今でこそ人気のハワイ旅行も、当時の人にとっては、夢のまた夢。たとえハワイに行けたとしても、交通手段は飛行機ではなく船が主流の時代だった。

 その頃、ホノルル港に出入りする船の管制塔としての役割を担っていたのが、アロハタワー。建物は、アメリカ本土からの定期観光客船が就航した翌年の1926年に完成した。

 高さは約56メートル。当時はホノルルで最も高い建物だったここから山に向けてメインストリートが延びていた。そこには映画館やレストランが並び、港も見送りの人々で毎日がにぎやかだったという。

 現在、一帯はオフィス街に。10階の展望台からはホノルル港と海を一望することができる。豪華客船が行き交うその景色はまさに、「憧れのハワイ航路」を思わせる美しさだ。

2016.12.14(水)

文=芹澤和美

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