クリスマスを彩る感動のおもてなし
スペシャルな夜は「星野リゾート」で

格調高い熱海のオーベルジュで美食を満喫

クリスマス限定“シェフズスペシャリテコース”は2016年12月18日(日)～12月25日(日)。食事のみの利用もできる。

 熱海・伊豆山に佇む数寄屋造りの温泉旅館「星野リゾート 界 熱海 本館」と、海辺の洋館オーベルジュ「星野リゾート 界 熱海 別館ヴィラ・デル・ソル」。

 別館ヴィラ・デル・ソルでは、今野茂シェフがその日とれた食材を一番おいしいと思う調理法で提供する「一期一会の海のフレンチ」を提供しているが、クリスマスには、特別に“海のジビエ”が味わえるクリスマスディナーを用意。

“海のジビエ”石鯛のグリエ。ほかにも蝦夷鹿ロース肉のロティ ポアブラードソースといったメインディッシュも。

 ジビエというと山の恵みが一般的だが、ここヴィラ・デル・ソルでは、石鯛を使った海のジビエとも言える一皿が登場。香ばしくローストされた皮とともに骨付きの状態で供される白身を、内臓のエキスを含めたソースでいただこう。ワインも多数取り揃えている。

洋館2階建ての「南葵文庫」は登録有形文化財に指定された歴史ある建築。ステンドグラスや暖炉の大理石など、細部まで意匠が行き届いている。

 ところで、このダイニングの建物「南葵(なんき)文庫」は、登録有形文化財になっている貴重な建築。もとは紀伊徳川家の15代当主・徳川頼倫(よりみち)が、明治32年に東京・飯倉町の自邸内に建てた日本最初の近代的図書館だった。その後、昭和8年に大磯に移築されて「太陽の館」を意味するヴィラ・デル・ソルと名づけられ、昭和54年に8年の歳月をかけて現在の場所に移築・修繕が行われた。

 格調高くクラシカルな雰囲気の中で味わうディナーはいっそう特別なものになりそうだ。

 星野リゾートのクリスマスプラン。ちょっと贅沢で特別な夜を過ごしたいなら、ぜひおすすめだ。

文＝榎本市子