野菜や肉などを、粉末だしを使って「だしマリネ」しておくだけで、ぐんとおいしさがアップ! だしの力で素材の旨みを引き出しているので、時短&ヘルシーな仕上がりに。副菜からメイン料理まで、たったの3分で作れる“もう一品”クッキング。忙しい毎日の食事に、だしマリネを取りいれてみませんか?

» Instagramの専用アカウントでも情報を発信中!

● 今回使うのは……「かぼちゃのだしマリネ」

 煮物や汁ものだけでなく、寒い季節にはホットスイーツにと大活躍してくれるかぼちゃ。だしマリネしたかぼちゃの味わいはかぼちゃ本来の甘み、旨みがだしによって前面に引き出され、その甘みを補う程度の調味料で、どんな料理も美味しくなります。

 だしマリネする時には5cm程度の角切りにして、水、粉末だしとともに耐熱容器に入れます。軽くラップをして電子レンジで加熱し、粗熱がとれるまでそのまま置きます。硬さはお好みですが少し硬めに作っておくと、その後、焼いたり煮たりする時に、程よい食感に仕上げることができます。保存は冷蔵庫で、4日ぐらいを目処に食べ切りましょう。

» 「だしマリネ」の基本(硬い野菜)

かぼちゃココナツしるこ

 「冬至かぼちゃ」といえば、かぼちゃと小豆を煮たものですが、これをかぼちゃのだしマリネをつけておいただしとともに使って、ココナツミルクをプラスしてアジアン風のおしるこにしてみました。かぼちゃの旨みが混ざり合っただしは、優しい甘みとほんのり香ばしい味わいが美味しく、ゆで小豆を加えるだけで立派なスイーツになります。ゆで小豆缶はあまり甘くないものを選ぶといいでしょう。

■ 材料(2人分)
・かぼちゃのだしマリネ(2cm程度のさいの目切り):4個
・だしマリネのだし:50ml
・ココナツミルク:150ml
・ゆで小豆:1缶(200g)

■ 作り方
(1) 鍋にだしマリネのだし、ゆで小豆、ココナツミルク、かぼちゃを入れて、中火にかける。
(2) (1)が温まったら、器に盛りつける。

2016.12.13(火)
文=八代恵美子
撮影=佐藤 亘