カナダ・オンタリオ州ごちそう紀行

甘くて美味しいアイスワインの名産地
ナイアガラ半島のワイナリーを巡る

TRIP

2016.12.9

料理教室も開催するアットホームなワイナリー

この日は雪が残っていたけれど、春になるとテラスは緑に囲まれて気持ちのいい食事スペースとなる。

「ヴァインランド・エステート・ワイナリー」のお話し好きのデビッド・ハリーさんの話が終わった後、かなり時間が押している中、次のワイナリーへ移動。ワインの説明やテイスティングもそこそこにディナータイムとなった。

1998年に創業した「グッド・アース・フード・アンド・ワイン」は、その名の通りワインだけでなく食にも力を入れている小規模のワイナリー。

「ザ・グッド・ワイン2010 ピノノワール」は、このワイナリーのイチオシだ。

ピノノワール、リースリング、シャルドネといったワイン用のブドウだけでなく野菜や果物も栽培していて、併設のビストロでは料理教室を開催するほどだ。取材時には雪が残っていたけれど、シーズンともなるとテラス席での食事も気持ちよさそう。

アットホームな雰囲気のビストロ。ワインボトルを花瓶にしていてかわいい。

カントリースタイルの木造で温かみのあるビストロでは、野菜をふんだんに使った料理をいただくことができる。ビーツの赤いスープに始まって、野菜のソテー、ポテトフライ、ローストポーク、クリスピーな生地に載ったチキンと、ボリュームたっぷりで食べきれないほど。デザートのための別腹を確保するのが大変だった(笑)。

野菜のソテーにはチーズや木の実が使われていて、味も食感も楽しい。

左：ローストポーク。こちらもグレービーソースとともにポテトや玉ネギなどの野菜が載っている。
右：お腹がいっぱいになった後に、デザートが3種類も！

急いで夕食を終えてから、急きょ、予定になかったナイアガラの滝を見に行くことに。ところが、移動の途中で暗くなってしまった。見えるのはライトアップされた部分だけ。

ナイアガラの滝。暗くなってしまったけれど、遠くに見える対岸の夜景が規模の大きさを物語っている。気がつくと、中央下に虹が！

とはいえ、大量の水が流れ落ちる爆音と水しぶきはさすがの迫力。ライトに照らされたしぶきにかかった虹が見えただけでもラッキーだと思った。ナイアガラに来て滝を見ないなんてありえないもの！

Good Earth Food and Wine
(グッド･アース･フード・アンド･ワイン)
所在地 4556 Lincoln Avenue, Beamsville, Ontario L0R 1B1
電話番号 905-563-6333
http://goodearthfoodandwine.com/

【取材協力】
オンタリオ州農水省
http://www.investinontario.com/food

たかせ藍沙 (たかせあいしゃ)
トラベル＆スパジャーナリスト。渡航140回超・60カ国超、海外スパ取材230軒超、ダイビング歴800本超。日々楽しい旅の提案を発信中。著書は『美食と雑貨と美肌の王国魅惑のモロッコ』(ダイヤモンド社)、薔薇でキレイになるためのMOOK『LOVE! ROSE』(宝島社)など。楽園写真家・三好和義氏と共著の『死ぬまでに絶対行きたい世界の楽園リゾート』(PHP研究所)が4刷、台湾版も好評につき、中国版出版！第2弾『地球の奇跡、大自然の宝石に逢いに… 青の楽園へ』好評につき、こちらも中国版出版制作中！『ファーストクラスで世界一周(仮題)』2017年春刊行予定。
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