今日の絶景

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チェコの誇る歴史ある温泉保養地で
焼き菓子が名物と化した理由は?

Magnificent View #1162
カルロヴィ・ヴァリ(チェコ)

(C)Jeremy Woodhouse / Masterfile / amanaimages

 緑豊かな山間にかわいらしい建物が並ぶ、カルロヴィ・ヴァリ。ここは美しい風景もさることながら、ヨーロッパの人々の間では温泉保養地として知られる街だ。

 温泉が発見されたのは、14世紀半ば。ボヘミア王のカレル1世(のちの神聖ローマ皇帝カール4世)が狩猟でここを訪れた際、傷を負った鹿が温かい泉で体を癒しているのを見て、その治癒効果に気づいたのだという。

 以降、リゾートを兼ねた湯治場として人気に。ゲーテやベートーヴェン、ショパンなど著名人もここを訪れている。

 そんな歴史ある温泉地だが、「湯に浸ってのんびり」というよりも、飲泉が基本。街中にいくつかある飲泉所が人々に開放されている。

 ここのお湯はミネラル豊富で、飲めば胃腸によし。とはいえ、鉄分を多く含んだ湯はおいしいとは言いがたい。「スパ・ワッフル」と呼ばれる名物の焼き菓子を片手に、味をごまかしながら飲泉するのが、通なのだとか。

2016.12.05(月)

文=芹澤和美

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