マッキー牧元の「いい旅には必ずうまいものあり」

マッキー牧元の「いい旅には必ずうまいものあり」

キューバはおいしいのだ! Vol.2
オバマやヘミングウェイが訪れた名店

眼下に市内と海を見下ろすレストラン

 キューバはおいしい。

前回に引き続き、Vol.2も民営レストラン(パラドール)を3軒紹介しよう。

眼下の景色が抜群の「Porto Habana」。

 1軒目は、看板がなく、マンションのエレベータに乗り、11階が開くと、いきなり店という「Porto Habana」。眼下に市内と海を見下ろし、地平線に夕日が落ちていく。

 ポルトガルに旅をしたという、希少なキューバ人のオーナーが開いた、ポルトガル×キューバ料理の店である。

 前菜は、山芋と里芋の中間の食感と甘味に、タロイモの香りを加えたようなマランガという芋のフライと、アホアというイワシの稚魚と思われる魚の炒め物。

 マランガのねっとりとした食感とカリッとした衣、マランガのほの甘みと少し辛味が効いた衣の対比がよく、蜂蜜にサフランを溶かしたソースに浸けて食べるのである。

左:マランガという芋のフライと、アホアの炒め物。
右:バカラオ(干しダラ)をクリームソースと一緒に煮込み、オーブンで焼き上げた料理。

 メインは、ピカディロ・ア・ラ・ハバナという、刻んだ牛肉を、グリーンオリーブとハーブ、レーズンとともにクレオールソースで煮込んだ料理と、バカラオ(干しダラ)を、恐らくクリームソースと一緒に煮込み、オーブンで焼き上げた料理である。

刻んだ牛肉を、グリーンオリーブとハーブ、レーズンとともにクレオールソースで煮込んだピカディロ・ア・ラ・ハバナ。

 牛肉は優しいうま味があって、複雑な香りが溶け込んでいる。バカラオも、味が足りないのではと思うほど、上品な味付けである。

 しかしそこへご飯をあわせ混ぜて食べると、ご飯の甘味と出会ってうま味が増す。さらにガルバンゾ豆のソーセージ入りトマト風味煮こみも参加させ、ぐちゃぐちゃに混ぜて食べると、混沌のおいしさがやってきて幸せになる。

しっかりと焼かれたプリン。

 デザートに選んだプリンもしっかり焼いてあり、カラメルは黒砂糖だろうか、コクがある。おまけに店員も美人である。

「Porto Habana」の美人店員と筆者。

Porto Habana
所在地 Calle E No.158 B e⁄ Calzada y 9na Piso 11. Plaza de la Revolución
電話番号 07-833-1425
http://www.alamesacuba.com/en/la-habana/restaurant/porto-habana/

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2016.11.24(木)

文・撮影=マッキー牧元

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