ハワイでは数少ない、個性豊かな独立系ピザ屋がオープン

 ワイキキから車で約20分、ハナウマ湾の少し手前に位置するココマリーナにNYスタイルのピザが楽しめる「ソフィーズ・グルメ・ハワイアン・ピッツェリア」がオープン!

グアバ入りのピンクのピザ生地で作る「Sophie'sticated」12.95ドル。

 オーナーのジョンさんは韓国で生まれ、幼少期にハワイへ移住し、その後NYでの学生生活を経て社会人としてウォールストリートで働いた後、“心の故郷”ハワイへ戻ってきたというUターン組。日本の地方でも感じることがありますが、ハワイでも“Uターン”してきた人たちというのは、とにかく熱い!

NYでばりばりのキャリアだったオーナーのジョンさん(左)。ロゴ入りTシャツとキャップですっかりハワイのローカル風。

 故郷にないものを、「きっとこれがあればみんな喜ぶに違いない」と、ずっとそこにいる人たちとは違う思考回路でひらめいてくれる。故郷への思いが熱いから、自分の人生で大事だと思ったものを、精一杯この地で再現しようとしてくれる。

 のんびり、ゆるゆるとしたハワイ特有のものもいいけど、たまにはピリッと新しいエッセンスがあったらもっといい……「ソフィーズ」のジョンさんはまさにそんな思いで、“第二の故郷”NYのピザを、ハワイでスタートさせたのです。

左:パームツリーを目印に。ココ・マリーナ・センターの中にあります。
右:マリーナに面したテラス席も気持ちいい。

 NYではどこの街角にでもあるピザスタンドやピッツェリア。いわゆる大型チェーン店ではなく、それぞれの個性を生かした独立系のピザ屋は、たしかにハワイには数えるほどしかない。ジョンさんはNYのように安くて美味しいピザをどうしてもハワイで出したいと、構想2年、準備2年、ピザの専門学校へ行って学びながら、リサーチもたくさんして2016年に晴れてオープン。

左:窯出しの様子を見ることができるオープンキッチン。
右:ジョンさんのお母様直伝のプルコギトッピングのピザ。これはほんとに絶品!!

2016.11.08(火)
文・撮影=工藤まや