メープル、レモン、黒糖生姜など味はいろいろ

 黒糖にはミネラル、きな粉にはプロテイン、抹茶にはカテキン、チーズにはカルシウム……とそれぞれに含まれた要素から「サプリメントをイメージした」という品揃えがおもしろい。単に味の違いだけで揃えたのではないのです。「おいしいサプリメントとして、毎日、少しずつ食べてもらいたい」と中村さん。

左から、メープル、レモン、黒糖生姜。

 「メープルカシューナッツ」は、カナダ産のメープルシロップで、優しい甘み。つい、もう1粒と手が伸びてしまいます。

 「レモンカシューナッツ」は夏限定の商品で、瀬戸内産のレモンの皮を使用。ほのかな苦味とさわやかな酸味で、ナッツとしては今までにない味にびっくり。販売期間中、暑さによって味わいを3段階変えるこだわりの1品だといいます。

 「黒糖生姜カシューナッツ」は、高知県産のショウガをジューサーですりつぶし、黒糖液に混ぜてコーティング。黒糖の優しい甘さとすっきりとしたショウガの風味が印象的。

左から、きな粉、抹茶、シナモン。

 「きな粉カシューナッツ」のきな粉は、広島県産の大豆をコーヒーの焙煎機で香ばしく炒ったもの。口に入れた時に広がる、深みのある香ばしさが違います。

 「抹茶カシューナッツ」は、茶師に選んでもらった京都府産の抹茶を贅沢にまぶし付けてあります。抹茶を一服味わったような香りと風味が魅力。

 「シナモンカシューナッツ」は、漢方でも使われるシナモンを煮詰めてかけてあります。スパイス好きにはたまらないおいしさ。

左から、味噌そら豆、一味醤油カシューナッツ。

 「一味醤油カシューナッツ」に使う醤油は、香川県小豆島産。昔ながらの製法で作られ、樽で2年半寝かせたもの。まろやかでコクがある醤油に一味唐辛子がピリリ。ビールや日本酒のアテにもよさそう。

 カシューナッツ以外のナッツを使った商品もあります。

 「味噌そら豆」のベースは、オーストラリア産の大粒フライビーンズ。広島県産の生味噌をまとわせて、コクのある風味に。これもお酒によく合います。

2016.10.23(日)
文・撮影=そおだよおこ