今日の絶景

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「モラヴィアの真珠」と讃えられる
チェコの街が生まれたきっかけは大火

Magnificent View #1120
テルチ(チェコ)

(C)Robert Harding Images / Masterfile / amanaimages

 チェコのモラヴィア地方にあるテルチは、アルプス以北のイタリアルネッサンス都市の最高傑作とも言われる街。世界遺産に登録されている歴史地区には、クリームイエローやコロニアルピンクの建物が立ち並んでいる。

 メルヘンチックな街並みが築かれたのは、実は火災がきっかけだ。

 1530年、街は大火により全焼。その後、領主ザハリアーシュ・フラデツは、家を建て替える市民に2つのルールを与えた。ひとつは、ルネッサンス様式または初期バロック様式にすること。もうひとつは、広場に面したすべての家の高さを揃えること。

 一方、色や装飾に関しては自由だったため、住民たちは競うように壁をカラフルに塗り、趣向を凝らした家を建てた。その結果、このような景観ができあがったのだという。

 大火災という苦境からみごとに復興し、より美しい姿に生まれ変わったテルチ。自然と調和した美しい街並みは、「モラヴィアの真珠」とも称えられている。

2016.10.24(月)

文=芹澤和美

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