今日の絶景

今日の絶景

生まれ故郷の自然を守るために
世界的芸術家が手がけた溶岩アート

Magnificent View #1118
ハメオス・デル・アグア(スペイン)

(C)Robert Harding Image / Masterfile / amanaimages

 モロッコ沖にあるカナリア諸島のひとつ、サンサローテ島。島には、火山噴火により流れ出た溶岩が固まりできた洞窟がいくつもある。

 そのひとつが、ハメオス・デル・アグア。観光地としても整備され、溶岩に囲まれたスペースには、ご覧のようなプールもある。

 このユニークなプールを設計したのは、島出身のアーティストにして建築家、セサール・マンリケ。世界で活躍し、1960年代後半に生まれ故郷へと帰ったマンリケは、自然を壊すほどの一大観光開発が島で計画されていることを知り、住民を率いて政府に計画中止を交渉。

 その努力は実り、開発は中止となる。とはいえ、観光業は島にとって欠かせない収入源。そこで、マンリケはハメオス・デル・アグアをはじめとする、自然と調和した建築物やアートをあちこちに作ることで、島の魅力を高めようとしたのだ。

 サンサローテ島は現在、自然とアートが共存する美しいリゾート地に。美しく暖かな気候を気に入り、多くのツーリストが訪れている。

2016.10.22(土)

文=芹澤和美

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