今日の絶景

今日の絶景

「世界一孤立した有人島」には
地元愛の強い約250人が暮らす

Magnificent View #1109
トリスタンダクーニャ
(セントヘレナ・アセンションおよびトリスタンダクーニャ)

(C)Robert Harding Images/Masterfile / amanaimages

 大海原を見渡し、豊かな緑に包まれるトリスタンダクーニャ。南大西洋に浮かぶイギリス領のこの島は、ギネスブックに「世界一孤立した有人島」として掲載されている。

 陸からどれほど離れているかというと、アフリカ大陸南端近くの都市ケープタウンからは2805キロ、南アメリカ大陸南東部のリオデジャネイロから3353キロもある。

 気になるのは、人々の生活。断崖絶壁に囲まれたわずかな平地に全島民250人が暮らす集落があり、そこには、学校や病院、教会、郵便局、島の主な産業を担うロブスター加工場などが立つ。

 空港はなく、島へ渡る手段は海路のみ。外からのアクセスは不便だが、島内ではテレビも見られるし、島民向けのラジオ局や新聞もあり、インターネットでオンラインショッピングも利用できる。

 1961年には集落の付近で火山噴火があり、全島民がイギリス本国に避難したことも。このとき、イギリス政府が島民に対し、帰還するかどうかを問う投票を実施したところ、ほとんどの人が島に帰ることを選択。今でも、島民たちは移住の提案を拒否し続け、ここに暮らし続けているという。

2016.10.13(木)

文=芹澤和美

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