新生インターナショナル マーケットプレイスに堂々誕生!

 もはやあの“ジャングルのよう”だった土産物屋台群を思い出せないほどに大変身した、新生インターナショナル マーケットプレイス! 「ここってこんなに広い場所だったんだ!?」とは、みなが口にする感想。

新しく生まれ変わったインターナショナル マーケットプレイス。
吹き抜けの空間が気持ちいい!

 考えてみればそりゃそうだ、カラカウア通りからクヒオ通りまで続いているんだから、大きな敷地に決まっている。でも以前は、前を見て歩くという場所じゃあなかったんです。雑多に並ぶ土産物屋をひやかしながら、大きなバンヤンツリーのまわりをうろうろと散策してなんとなく通る感じだったので、規模がつかめませんでした。

 それが今や、ニューヨーク生まれの高級デパート「サックス・フィフス・アベニュー」をはじめ、「クリスチャン・ルブタン」のハワイ初ブティックに、高級車「テスラ」のショールームまで出来ちゃって、最初に足を踏み入れたときには少々緊張しました。ふわーっと口をあけて見上げたり、横をきょろきょろ見たり……。ハワイ、確実に進化しています!

ローストにも精通したバリスタたち。

 そして、実はいちばん楽しみにしていたお店もこの場所にオープンしたのです! 「Kona Coffee Purveyors/b. patisserie(コナ・コーヒー・パーベイヤーズ/ビー パティスリー)」は、今“ハワイ一の実力”と言われているロースターが満を持してオープンしたカフェ。

 こだわりの豆を世界各国から取り寄せ、自社焙煎工場でローストして卸しているコーヒーメーカーのオーナー、レイモンドさんとジャッキーさん夫妻の「本当に美味しいコナコーヒーを飲んでもらいたい」という思いがたくさんつまったコーヒーは、感動的な味わい。

ハワイっぽくない!? 繊細なケーキがずらり。

 お供にでてくるのは、サンフランシスコ発の有名パティスリー「ビー パティスリー」のペイストリー。もう本当に、サンフランシスコの今をときめくお店が来てくれるなんて、出来るまで信じられなかったけど、来た、本当に出来てた! インターナショナル マーケットプレイスのクヒオ通り側1階に、ドカーンとオープンしています。

テラス席はまさに、ワイキキショッピングのオアシス。

 もう見落としようがないほどの存在感。天井は高く、店内の人も楽しく街角ウォッチングできる全面ガラス張り。もちろんテラス席もあります。内装はシックでメンズもレディスもくつろげる感じがかっこいいし、オープンキッチンもきりっと清潔で見ているだけで清々しい。ゆるいコーヒーショップもいいけれど、ワイキキのニュースポットにふさわしいシックな雰囲気がたまりません。

ベイクドフードの品ぞろえも豊富。

 地元のロースターとサンフランシスコのペイストリーが手に手を取って美味しいこだわりを見せてくれる。旅の途中にこんなお店がこんなにアクセスのいいところにあるなんて、これからハワイへいらっしゃるみなさん、ラッキーです!

2016.10.19(水)
文=工藤まや
撮影=熊谷晃