静けさに包まれたコロアンのリゾートへ

ポウサダ デ コロアン ビーチホテルでの料理イベント。セントレジス・マカオ、コタイセントラルでアレンジOK。

 南部のコロアンをさらに南下すると、緑が濃くなり、静けさに包まれていきます。南端には、南シナ海を望むコロニアル調のリゾート、ポウサダ デ コロアン ビーチホテルが。

目の前で調理してもらったポルトガル料理。ポルトガル産ワインと一緒に。

 高台のテラスからは、小さなビーチを見下ろすことができ、カジノの喧騒から随分と遠く離れた気がします。こちらはポルトガル料理とポルトガル産ワインを供するレストランのみを利用することもOK。

コロアンの南端のビーチ。中心地からわずかな距離ながら、喧騒から遠く離れた気分。
左:マカオにはエッグタルトの名店が2軒あり、こちらが本家本元の「ロード・ストーズ・ベーカリー」。
右:コロアンの路地裏で見かけたニャンコ。

 また、コロアンの中心地、コロアンヴィレッジで南欧風の教会が佇む通りを歩き、エッグタルトの本家本元「ロード・ストーズ・ベーカリー」でサックサクの焼き立てをパクリ。路地裏に入り込んでみると、穏やかな地元の時間が流れています。

コタイ地区に2015年末誕生したセントレジス・マカオ、コタイセントラル。オリジナルの限定ブラディマリーも味わわないと!

 コタイ地区と呼ばれるタイパとコロアンの間の埋め立て地は、日々、進化する新興リゾートエリア。ラスベガス・ストリップならぬ、コタイ・ストリップという大通りが走り、セントレジスやヴェネチアン、フォーシーズンズ、シェラトン、コンラッドなど、名立たるホテルが勢揃いしています。ここには、真新しいショッピングモールやカジノも。

 カジノから世界遺産、グルメに静かなリゾートなど、これだけの魅力が凝縮しているマカオ。でも面積は、全部合わせても東京都世田谷区の半分くらいだとか。1平方メートルあたりの魅力、かなり濃厚なようです。

マカオ
●アクセス 成田からマカオへ直行便で約4時間30分。関空・福岡からも直行便あり。または香港から海路で約1時間
●おすすめホテル セントレジス・マカオ、コタイセントラル
http://www.stregis.com/macao

【取材協力】
セントレジス・マカオ、コタイセントラル

http://www.stregis.com/macao

古関千恵子 (こせき ちえこ)
リゾートやダイビング、エコなど海にまつわる出来事にフォーカスしたビーチライター。“仕事でビーチへ、締め切り明けもビーチへ”をループすること1/4世紀あまり。世界各国のビーチを紹介する「世界のビーチガイド」で、日々ニュースを発信中。
「世界のビーチガイド」 http://www.world-beach-guide.com/

Column

古関千恵子の世界極楽ビーチ百景

一口でビーチと言っても、タイプはさまざま。この広い世界に同じ風景は一つとして存在しないし、何と言っても地球の7割は海。つまり、その数は無尽蔵ってこと? 今まで津々浦々の海岸を訪れてきたビーチライター・古関千恵子さんが、至福のビーチを厳選してご紹介します!

2016.10.08(土)
文・撮影=古関千恵子