自然とアートを満喫する 越後妻有「大地の芸術祭の里」

自然とアートを満喫する 越後妻有「大地の芸術祭の里」

親子で旅する越後妻有「大地の芸術祭」
行ってよかったアートスポット5選

 3年に一度のトリエンナーレとして、新潟県で開催しているアートイベント「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ」。日本有数の豪雪地帯といわれる新潟の里山の風景に点在する、世界の著名なアーティストによる作品の数々は、本祭となる2018年のトリエンナーレを待たずしても、楽しむことができるのです。

まつだい「農舞台」の、小高い丘にある草間彌生の野外彫刻「花咲ける妻有」(2003年)は圧巻。

 今回は、小学生の娘と1泊2日のプチトリップを体験したエディターが、「親子ともに大満足!」と思えたスポットベスト5を紹介します。

親子で楽しむアートスポット 勝手にベスト5

まつだい「農舞台」の展望台から大西治・雅子の「ゲロンパ大合唱」(2009年)をつまんでみた。作品は全5匹、点在しているのがかわいい。

 小学生になってからiPadとYouTubeに夢中になり、「将来はユーチューバーになりたい」と語るデジタルキッズの娘にも、「大地の芸術祭の里」の田園風景と現代アートは心に深く残るものがあったようです。もちろん、パソコン仕事が多い親にとっても心の栄養補給になりました。旅の後に親子で話し合い、“勝手に”ランキングした結果を発表させていただきます。

【第5位】 ジェームズ・タレルの「光の館」

豪雪地のため2.7メートルの高床。一番上の屋根部分がスライドして天井窓が開く。

 「光の芸術家」と呼ばれるアメリカ人アーティスト、ジェームズ・タレルが大地の芸術祭第1回目の2000年に発表した“瞑想のためのゲストハウス”です。タレル作品は直島や金沢にもあり、どれも人気ですが、こちらは越後妻有に実在する家屋をモデルにした和の空間で、なんといっても「宿泊できる」ところが特別。今回は宿泊せず見学のみでしたが、2階にある12.5畳の和室でしばしの間四角く切り取られた空を見上げているだけで、心が穏やかになりました。

左上→右上→左下→右下の順に、屋根がスライドして窓が開く様子を娘がiPadで撮影。
畳の上で大の字にごろり。

 春休みに金沢21世紀美術館のタレル作品「ブルー・プラネット・スカイ」を見たばかりの娘は、「ここは寝転がって空を見られるのが楽しい! 畳があったかくてホカホカして気持ちいい~」とご満悦でした。

 1階に光ファイバーを用いたお風呂「Light Bath」もあり、宿泊してこのアートなお風呂に入れたら、順位も上がるかもしれません。庭やキッチンも素敵でした。

光の館
所在地 新潟県十日町市上野甲2891
電話番号 025-761-1090
見学可能時間 11:30~15:30(季節により異なる)
料金 500円(小学生 250円、乳幼児無料)
http://hikarinoyakata.com/
※宿泊、会議室としての利用も可能

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2016.10.01(土)

文・撮影=CREA編集部

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