マレーシアごはん偏愛主義!

マレーシアごはん偏愛主義!

不思議な「緑のにょろにょろ」にハマる
日本で食べられない南国のかき氷とは?

 マレー半島とボルネオ島北部にまたがる常夏の国、マレーシア。実はこの国、知る人ぞ知る美食の国なのです。そこでこの連載では、マレーシアの“おいしいごはん”のとりこになった人たちが集う「マレーシアごはんの会」より、おいしいマレーシア情報をお届け。多様な文化が融け合い、食べた人みんなを笑顔にする、とっておきのマレーシアごはんに出会えますよ。

マレーシアではみんな大好き!
ひんやりスイーツ「チェンドル」

 年中暑い国、マレーシア。涼を求めてマレーシア人が愛してやまないスイーツは、やはりかき氷。以前「アイスカチャン」をご紹介しましたが、今回は、そのアイスカチャンと常に人気を争うかき氷、「チェンドル」をご紹介します。

チェンドルは町中のカフェやレストランなどあちこちで食べられるが、マレーシア人に特に人気があるのは、路上に停まる車でのお店や屋台。
左:削った氷にココナッツミルクがたっぷりとかけられた、かき氷「チェンドル」。だいたい1.5~2.5リンギット程度(約35~65円)。
右:チェンドルを頼むと、中央に見える氷削り器でガーッと氷を削り出す。ほとんどの場合は手動。

 チェンドルはもともと、マラッカやペナン島などに中国大陸から渡ってきた中華系民族とマレー半島の文化が融合したプラナカン文化のスイーツとして生まれ、その美味しさからあっという間にマレーシア全土で人気となったデザートです。

 同じくかき氷である「アイスカチャン」とは何が違うかというと……アイスカチャンはとにかく具だくさんで、豆やゼリーも数種類入り、とうもろこしもほぼマストアイテム。そしてカラフルなシロップがたくさんかかっているのも特徴です。

 一方で「チェンドル」はというと、削った氷の上に、チェンドルには必須の緑色のゼリー、そして小豆などをのせ、たっぷりのココナッツミルク、そして椰子砂糖を溶かした黒蜜シロップをかけて出来上がり! ココナッツミルクと黒蜜シロップの甘みが効いていて、一度食べるとみんな虜になる美味しさなのです!

 ですが……、あるひとつの具を理由に、初めてチェンドルを見る人からは「見た目がちょっと……」などと言われ、美味しいのに敬遠されていることも事実。その具こそが、先ほど登場した摩訶不思議な、にょろにょろとした緑色のゼリーです!

※3ページ目に、道端に店を構える人気屋台で、チェンドルが出来上がっていく様子を動画でご紹介しています。勢いよく氷を削る様子は必見です!

<次のページ> 緑色のにょろにょろあってこそ!

2016.09.23(金)

文・撮影=三浦菜穂子

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