移動空間を快適にするには?

 軽井沢に行く時は、夫と一緒に車で移動です。でも福井への移動は、ひとりなので新幹線がメイン。東京から米原まで新幹線で2時間強、そこから特急しらさぎに乗り換え、鯖江駅まで1時間弱。駅にスタッフに迎えに来てもらい、越前町のアトリエまで車で30分です。

 東京から、6キロの愛犬いくら(ケアンテリア・13歳)を連れての移動は特に真夏は辛いです……。犬用カートに入れていますが、駅にはエスカレーターがない場所も多く、一人だと気がつかない段差もあったりと、何度も持ち上げて運ばなきゃいけないシーンがあります。

 しかしこの移動を「つらいもの」と思うと、嫌になってしまうので、「楽しみ」へと変えるための工夫をいろいろ考えています。

(1) 移動空間を快適にする

 新幹線は犬と一緒の時には、グリーン車を選びます。空いていることが多く、隣に人が座る心配がありません。

 カートに入れているとはいえ、犬が苦手な人がお隣に来た場合、申し訳ないし私も気を使って疲れてしまうので。

(2) 食の楽しみをつくる

「駅弁屋 祭」の入り口には、お弁当がディスプレイされていてインパクト大。

 車内で食べるお弁当を毎回の楽しみにしています。いろいろネットなどで、おいしいお弁当をリサーチ。

 ただし、問題点があります。東京駅が広すぎるのと、私はかなりの方向音痴なので、お店にたどり着けないことが多いのです。

 だけど、この1年そんな中でいろんなお弁当を試してみた結果、マイベストをいくつか紹介します。

 丸の内ハウスや大丸なども含めたら、かなりバラエティに富んだものを選べると思うのですが、時間がないと焦ってしまうタイプなのでいつも東京駅構内で買っています。

雑誌挿絵(松尾たいこ・絵)から。

2016.09.10(土)
文・撮影=松尾たいこ