今日の絶景

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ローマ帝国が築いた英国の温泉地で
『テルマエ・ロマエ』の世界に浸る

Magnificent View #1079
バースのローマンバス(イギリス)

(C)Robert Harding Images / Masterfile / amanaimages

 イギリス南西部のバースは、温泉保養地として栄えた街。その歴史は古く、紀元前から源泉が湧いていたとも推測され、2世紀頃にはローマ帝国の支配下で温泉施設が造られ発展した。

 ローマ撤退後は、都市としては廃れたものの、温泉は変わらず利用されていた。街が息を吹き返したのは18世紀になってからのこと。最初のグレートブリテン王国君主となったアン女王がこの地を訪れ、温泉保養地として復活させたことから、富裕層の社交場に。大規模な再開発が行なわれ、近隣の土地から産出した石灰岩による多くの美しい建物群が建造された。

 そんな歴史を今に伝えているのが、紀元前1世紀頃に造られたローマ式大浴場跡、ローマンバス。かつてスチーム風呂やマッサージ室などを備えていた温泉施設を19世紀末に復元し、博物館として公開している。

 残念ながらお湯に浸かることはできないが、ここを訪れれば、古代の人が温泉で癒されていた『テルマエ・ロマエ』の世界を想像することができそうだ。

2016.09.13(火)

文=芹澤和美

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