「ケリーホテル 北京」のアートワークに感嘆

北京ナイトクラブの象徴も装いを変えて登場

1階と2階を結ぶ階段を彩る巨大なシャンデリアは、香港を拠点に数多くのラグジュアリーホテルを顧客に持つリカルド・ライティングが手がけている

 日本人アーティスト・丸山晋一による、毛筆を使用したビデオアートがエレベーターロビーの壁面にある高速デジタルループスクリーンに映し出され、レセプションデスクの後方には美しい絹刺繍が誇らしげに飾られている。

 その向かい側のガラスのアートワークは、数々の賞を獲得しているドイツのアーティスト、ジョセファ・ガッシュ＝ムッヘによるもの。紙のように薄い光学ガラスをらせん状に何層にも丁寧に重ねた官能的かつ力強い作風が印象的だ。また、このエリアを大胆に彩るのは、長さ8mもの大きなシャンデリア。2階の天井から１階ロビーにかけてぶら下がる見事な照明は、堂々たる美しさをたたえ輝いている。

 そして、バー「セントロ」は、北京のナイトクラブの象徴とも呼ばれてきた存在。こちらのインテリアもスタイリッシュにリニューアルされ、新たに加わったビストロスタイルのテラスはすでに好評を博している。

 日々変わりゆくエネルギッシュな街、北京をエンジョイするにはまさにぴったりのホテルだ。