彼女が作る料理は、まさにアメージングの連続!!

 ブランチでもしようかとさらにカイムキタウンまで足を伸ばしたら、NY生まれ&育ちのリー・アン・ウォン女史がオーナーシェフとして腕を振るう、今、ハワイの朝食No.1とも言われる「Koko Head Cafe」で、アジアンアメリカンなフュージョン料理なんていいかもしれません!!

今、ハワイの朝食No.1とも言われる「Koko Head Cafe」。

 場所は言わずと知れた、あの大人気店「12th アベニュー・グリル」が移転した跡地とあって、気持ち裏道ではありますが、わかる方にはわかりやすいところ……。

 地元の若いロコというよりかはローカルなおばさまたちが目立つ、目にも眩しいオレンジのソファーが印象的な明るく元気なイメージの店内でいただく、全米のテレビにも多数出演していたいわゆる「スターシェフ」である彼女が作る料理は、まさにアメージングの連続!!

 ハワイの文化と食材に惚れ込んで移住を決めたというシェフのこだわる、この店一番の名物料理「コーンフレーク フレンチトースト」は、卵とココナッツミルクに浸したハワイアンスィートブレッドにコーンフレークをまぶして揚げてから、その上にベーコンをのせ、黒胡椒の入ったメープルシロップをかけたら、さらにアイスクリームまでのっけるといった恐るべしハイカロリーなひと品。

目にも眩しいオレンジのソファーが印象的な明るく元気なイメージの店内と、この店一番の名物料理「コーンフレーク フレンチトースト」。

 見た目にも楽しいのはいいんですが、さすがにいい歳こいてこのカロリーはヤバイだろうと「一応味見ね」なんて言いつつ、もうひと口、もうひと口とつまんでいるうちに食べ終えてしまうのが、この甘い&しょっぱいミルフィーユハーモニーの怖いとこ!!

 気がつけば病みつき必至でありますのでご注意を。

 熱々の小さなフライパンでサーブされる「Skillets」メニューも、この店のもうひとつの看板メニュー……。

「地鶏の唐揚げ」と「スクランブルエッグ」をワンプレートにした「チキン&エッグス」。

 「チキン&エッグス」なんかも、ジャパニーズニーズスタイルの「地鶏の唐揚げ」とフレンチスタイルの「スクランブルエッグ」をワンプレートにして、甘辛い「メープルタバスコソース」をかけていただくといったユニークさ!!

 シェフのとどまることのない発想力には頭が下がります……。

 という感じで、壁にはハワイのフルーツや花etc...の色鮮やかな写真なんかが飾られて、一見ヘルシー志向にも感じられますが、軽くブランチのつもりで来てもこんな感じでありますので、もうダイエットなんて言葉は忘れて、豊富なアルコールメニューとともに昼間からしっかり腰を据えて「面白美味い」新たなハワイローカル料理を堪能するのが正解であります。

Koko Head Cafe(ココ・ヘッド・カフェ)
所在地 1145c 12th Ave. Honolulu, HI 96816
電話番号 808-732-8920
URL http://www.kokoheadcafe.com/

2016.08.11(木)
文・撮影=小川カズ