おうちではこのソース

 お好み焼きに焼きそば、そしてたこ焼きと、大阪人のソウルフードは各家庭の味でもあります。それぞれにご贔屓の地ソースがあるなか、曽束さん厳選の5品はこちら。単品で使うのはもちろん、複数をブレンドしてお店っぽく楽しむのもアリ。


◆ 大正12年創業の老舗の味
 「ヒシ梅タマリソース」

ヒシ梅タマリソース 900ml 659円/池下商店

「とろりとフルーティな味の中にキリッとした風味がある。お好み焼きによく合います」

★甘み=3.5、酸味=4、辛さ=2、とろみ=3
※5点満点


◆ とろりと生地に絡みます
 「パロマお好みソース」

パロマお好みソース 1000ml 580円/和泉食品

「国産の野菜やフルーツを使っているそうです。酸味がいい感じに効いて全体的にマイルド」

★甘み=3.5、酸味=4、辛さ=1、とろみ=3.5
※5点満点


◆ 有名店も使う大人気のソース
 「金紋お好み焼ソース」

金紋お好み焼ソース 500ml 525円/金紋ソース本舗

「まろやか、かつコクのある味わい。お好み焼きのほか、揚げものにもぴったり」

★甘み=4、酸味=3、辛さ=1、とろみ=4
※5点満点


◆ リンゴがベースでフルーティ!
 「大黒 フルーツソース」

大黒 フルーツソース 500ml 367円/大黒屋

「甘みと酸味、ほのかなスパイシーさのバランスが絶妙。粉モン、揚げものと万能に使える」

★甘み=4、酸味=3.5、辛さ=1、とろみ=3
※5点満点


◆ 日本の洋食に合う下町のソース
 「ヘルメスウスターソース」

ヘルメスウスターソース 900ml 648円/石見食品工業所

「キレのいいシャープな味で、豚カツや串カツ、添え物のキャベツに最適!」

★甘み=1、酸味=3、辛さ=3、とろみ=0
※5点満点


●今回、お話を伺ったのは……

曽束政昭(そつか まさあき)さん
フードライター。1日5食が身上のまんぷくライター。京阪神の月刊情報誌『ミーツ・リージョナル』をはじめ、関西を中心に幅広く活躍中。著書に、関西からの旅記事をまとめた『1泊5食』(京阪神エルマガジン社)など。

2016.08.05(金)
Text=Awa☆Moriko
Photographs=Harry Nakanishi
Edit=Kanako Shibuya

CREA 2016年8月号
※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。

この記事の掲載号

いまの47都道府県いいとこどり。

CREA 2016年8月号

日本のいいとこ、いいもの、おいしいもの!
いまの47都道府県いいとこどり。

定価780円