クラシカルな船でアドリア海の島巡り

「聖イヴァン号」は138年前に造られた船。その船が今でも現役ということにびっくり!

 翌日は、朝早く港へ。港と言えば、そう、船に乗って島巡りをしようというのだ。クロアチアは、アドリア海沿いに1244もの島、岩柱、岩礁をもつ国。ドゥブロヴニクの沖合にあるエラフィティ諸島には、14の島々が点在している。そのうち、人が住んでいる島は3島のみだ。

景色を眺めながら島へと向かう。

 乗り込んだのは、「聖イヴァン号」という、1878年に造られた船。アドリア海で就航している船のなかでもっとも古い船だ。

 そのクラシカルな外観はアドリア海の島巡りにぴったり。喜び勇んで乗船したものの、お天気はどんどん下り坂に。青い空、青い海の写真をお見せできずに残念だけれど、それぞれの島に個性があって、帰路の大揺れも含めて楽しい船旅だった。

最初に上陸したシパン島。

 最初に立ち寄ったのは、シパン島。エラフィティ諸島のなかでもっとも大きな島。島内ではワインも造られ、15世紀には多くの貴族が別荘を建てたという。島内にはふたつの村があり、リゾートホテルもあるので滞在してマリンスポーツを楽しむこともできる。

15世紀に建てられたスコチブハ家の別荘。塀の中にバラが咲く庭園があった。

 スジュラジュ村の港近くにある、スコチブハ家の別荘として15世紀に建てられた邸宅を見学させてもらった。ルネサンス様式で、バラが咲く庭園があったり、2階に眺めのいいテラスがあったりして当時の面影が残されている。

当時の暮らしぶりがうかがえるダイニングルーム。
ダイニングの奥にあるキッチンには調理器具もそのまま残されている。

 広々としたダイニングからは優雅な暮らしぶりが伝わってきた。キッチンには調理器具もそのまま残されていて、まるで印象派の絵画のような雰囲気だ。塀で囲まれた敷地内には塔があり、海賊がやってくるのを見張っていたという。

緑の斜面にオレンジ色の屋根の家々が並ぶロプッド島。この日は波が高く、航行に時間がかかってしまって上陸できなかった。
ロプッド島で、シーカヤックを楽しんでいるリゾーターを発見!

 次に向かったのは、コロチェプ島。人が住む3つの島のうちもっとも小さな島ながら、ホテルやレストランもある。

左:コロチェプ島の「ヴィラ・ルザ・レストラン&ラウンジ・バー」は、夏季限定のオープン。
右:シーフードとオリーブ、トマトなどが載ったブルスケッタがワインに合って、ことのほか美味しかった。

 ランチは、この島の海辺にある「ヴィラ・ルザ・レストラン&ラウンジ・バー」で。海に臨むオープンエアのテーブル席が気持ちいいレストランで、5月1日~10月1日の夏季にのみオープンしている。ここからドゥブロヴニクまでは、海が穏やかなら船で30分程度。半日で巡ることができる。

Sv. Ivan(聖イヴァン号)
所在地 Maro d.o.o., Dubrovnik, Croatia
電話番号 098-427177
URL http://www.dubrovnik-panoramacruise.com/

Villa Ruža restaurant & lounge bar(ヴィラ・ルザ・レストラン&ラウンジ・バー)
所在地 Kolocep, Dubrovnik, Croatia
電話番号 020-757-030
URL http://www.villa-ruza.com/

【取材協力】
ターキッシュ エアラインズ

URL http://www.turkishairlines.com/

たかせ藍沙 (たかせ あいしゃ)
トラベル&スパジャーナリスト。渡航140回超・60カ国超、海外スパ取材230軒超、ダイビング歴800本超。日々楽しい旅の提案を発信中。著書は『美食と雑貨と美肌の王国 魅惑のモロッコ』(ダイヤモンド社)、薔薇でキレイになるためのMOOK『LOVE! ROSE』(宝島社)など。楽園写真家・三好和義氏と共著の『死ぬまでに絶対行きたい世界の楽園リゾート』(PHP研究所)が4刷、台湾版も好評につき、中国版出版制作中! 第2弾『地球の奇跡、大自然の宝石に逢いに… 青の楽園へ』好評につき、こちらも中国版出版決定!
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2016.07.28(木)
文・撮影=たかせ藍沙