ロンドンで食べよう! 究極のフィッシュ&チップス

ロンドンで食べよう! 究極のフィッシュ&チップス

1950年代のロンドンを体感できる
フィッシュ&チップスの名物店

 たかが魚とジャガイモの揚げ物。されど150年以上の歴史を誇る英国の国民的ファストフード。本格ガストロパブを日本で再現しているシェフの野々下レイさんが、懐かしくて新しい3軒に案内してくれた。

» 第2回 チップスに悶絶「ボニー・ガル・シーフード・シャック」
» 第3回 味、バランス、これぞ正統派!「シー・シェル」

モルトビネガーの匂いが食欲を刺激しすぎる話

「ポッピーズ」のレモンソールのフィッシュ&チップス 14.90ポンド。
1 タラのみにあらず! 魚はきちんと選ぶべし!!
2 基本の調味料は塩とモルトビネガーのみ、レモン、タルタルソースは好みで!
3 自分好みのサイドメニューで脇を固めるべし!

 「月に一、二回は食べたいね」。多くのイギリス人にそう言わしめるソウルフード。それがフィッシュ&チップス(F&C)だ。この感覚は統計にもよく表れている。

 英国フィッシュ&チップス協会によると、22パーセントのイギリス人が週1回はフィッシュ&チップス店を訪れ、55パーセントの家庭が持ち帰って家で食べるという。全国にある専門店は1万軒を超えるというから、マクドナルドが英国全土に1200店舗しかないことを考えると、フィッシュ&チップスがどれほど英国で浸透した国民食であるか、お分かりいただけるだろう。

 労働者のお腹を満たすことが第一義だった時代を思うと、近年の貴公子然としたフィッシュ&チップスには隔世の感を覚えてしまう。とはいえ添えるものがソルト&ビネガーからレモン&タルタルソースに変わっても、その本質が変わったわけではないのだ。

「ポッピーズ」オーナーの盟友でスピタルフィールズ店ヘッドシェフのサリーさんと、ここのチップスが大好物という「ビスポーク」野々下レイさん。

 東中野にある英国式ガストロパブ「ビスポーク」の野々下レイさんは、フィッシュ&チップスは「店の原点」だと言う。今回の旅では「衣には地ビールを入れるのが普通だと思っていたら、老舗はビールなしのシンプルな衣で美味しく作っていて驚いた」と新たな発見も。ロンドンのとびきりF&C3軒、レイさんに続こう!

ビスポーク
所在地 東京都中野区東中野1-55-5
電話番号 03-5386-0172

<次のページ> 下町とともに歩み続けるF&Cのグルが華麗に再出発

2016.07.17(日)

Photo=Takashi Shimizu
Text:Mayumi Ekuni
Coordination=Mayumi Ekuni

※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。

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