La Pulperia
ラ・ピュルペリア

イベリコ豚の鉄板焼き ドライフルーツとキノア添え22ユーロ。熱した火山石の上で蒸し焼きしてから、鉄板で仕上げ。旨みを全部閉じ込めた

 9年前にフランス料理を学ぶためにやってきたフェルナンドさん。クリヨン、リッツなどの星付レストランで経験を積み、2011年8月末にこのお店をオープン。フレンチで培ったテクニックを使いながら、南米タッチの料理を出している。

 アルゼンチンは、人より牛の数の方が多いというお国柄。だから牛肉料理はメニューに必須。牛肉の細切りとレーズン、オリーブのパイ包み焼き“エンパナーダ”は甘みと塩気に肉汁のコンビネゾンが後を引くおいしさ。

誰かの家のダイニングのようなシンプルで温かみのあるインテリア

 メインのリブロース肉に“チミチュリ”というハーブとニンニク、オニオンを和えたソースを添えた一皿もフレンチのステーキとはまた違った味わい。

 デザートなら自家製牛乳ジャムを使った“ドゥルセ・デ・レチェ”をぜひ。

La Pulperia (ラ・ピュルペリア)
住所 11, rue Richard Lenoir 75011 Paris
電話番号 +33・1・40・09・03・70
営業時間 12:00~14:30 (火~金)、19:30~22:30
定休日 日曜

photo:Shiro Muramatsu
text:Akiko Kawamura
construct:Shojiro Yano