朝ごはんスポットで名物の熱干麺を満喫

朝食スポット、「戸部巷」は屋台のお兄さんも陽気で楽しい!

 武漢では、朝食を「過早」と呼ぶ。直訳すると、朝を過ごすという意味だ。古くから経済が繁栄していたこの地はビジネスマンが多い。朝食を作る時間がなく、昔から外食する文化があったのだそう。

 有名な朝食スポットといえば、戸部巷(フープーシャン)。武漢名物の三鮮豆皮や熱干麺などを食べさせる屋台がずらりと並ぶ。私も、ここで朝から武漢グルメを満喫した。

左:三鮮豆皮。緑豆と粳米粉を混ぜて作ったクレープのような皮に、餅米とひき肉を包んで揚げ焼きにする。
右:武漢から遠く離れた雲南省の郷土料理、「パイナップルおこわ」をアレンジした朝食も。

 武漢の朝ごはんの代表格といえば、熱干麺。ソースを絡ませて食べる汁なし麺で、香菜や漬物などをトッピングするとおいしい。四川の坦坦麺などとともに、中国の五大麺に数えられているのだとか。歯ごたえがあって、香ばしくて、朝から食欲を刺激する。

豚肉入りの熱干麺、干しエビの熱干麺など、種類もいろいろ。香菜をたっぷりのせるとよりおいしい!
朝の散策では素顔の街が見られる。ビルが立ち並ぶ街中には、こんな風景も。

2016.06.28(火)
文・撮影=芹澤和美