伝統のアフタヌーンティーも、進化し続けるロンドンにあっては、次々と新しいかたちで登場している。アジア風、スペイン風から温室でいただくものまで、ほかにはないティータイム体験を探して、いざ出発!

» 第1回 2種類のアフタヌーンティーを楽しめるレストラン
» 第2回 ミシュランシェフによるスパニッシュアフタヌーンティー
» 第3回 ヘルシー&デリシャスなヴィーガン料理のアフタヌーンティー
» 第5回 アンティーク・ショッピングをしながらティータイム
» 第6回 ロンドン初“デザートレストラン”のアフタヌーンティー

日曜の午後のみアフタヌーンティーが楽しめる

◆ Barbican Conservatory (バービカン・コンサーバトリー)

アフタヌーンティー 27.50ポンド。

 劇場やギャラリーなどが併設されている複合文化施設バービカン・センターは、カルチャーを愛するロンドナーの間で人気のスポット。だが、このなかに広さ2136平方メートル、1500もの植物を擁する巨大な温室があることは、実はあまり知られていない。

コンサーバトリーの外観。かつて舞台装置置き場だった場所が、80年代に温室に生まれ変わり一般公開された。

 この緑にあふれた温室の一角で、毎週日曜日の午後のみ、アフタヌーンティーが提供されている。温室内の植物からインスパイアされた繊細なスウィーツをぜひお試しあれ。

プレーンなパンとヘルシーなライ麦パンを使った、スモークサーモンとキュウリ、卵のクラシックなサンドイッチ。
上:コーヒーチョコを使ったエクレアやパッションフルーツのマカロン、フルーツタルトなど、温室内にある植物からアイディアを得たスウィーツの皿。シーズンごとに内容は変更される。
下:丁寧に焼き上げられたレーズンのスコーンには、クロテッドクリームとジャムが添えられている。
温室内には池や畑まである。お茶の後には、ぜひ散歩を楽しんで。

Barbican Conservatory(バービカン・コンサーバトリー)
所在地 The Barbican, Silk St., London EC2Y 8DS
電話番号 020-7638-8891
営業時間 日曜のみ 12:00~16:00
URL http://www.barbican.org.uk/restaurants-bars/afternoon-tea/
※バービカン・センターは年中無休だが、コンサーバトリーでのアフタヌーンティーは、日曜日のみ。要予約

 

Photo=Sean Myers
Text=Kazuyo Yasuda(KRess Europe)
Coordination=Chisato Hashizume