気になる世界の街角から

気になる世界の街角から

伝説パブのカウンター裏から入店する
ロンドンの隠れ家ティー・ルーム

入り口が見当たらなくてもご安心あれ
秘密の階段の向こうには、美しい空間が

 作家や俳優、写真家など、ロンドン・カルチャーの中心的人物が足繁く通ったことで有名なソーホーのパブ、コーチ&ホースィズ。この一見普通の、昔ながらのパブの2階に、実はあまり知られていない美しいティー・ルームがあります。

一見普通のパブですが、この2階に秘密のティー・ルームがあります。
ヴィンテージのテーブルウェアで供されるアフタヌーン・ティー・セット。

 その名も「ソーホーズ・シークレット・ティー・ルーム」。「シークレット」とうたうだけあって、外には看板もなく2階に通じる階段も見当たりません。やむをえずパブのなかに入って、バー・スタッフに聞いてみると「こちらへどうぞ」とカウンターのなかへ。なんとカウンターの奥にある細い階段を上ると、ヴィンテージ家具にテーブルウェアが並んだティー・ルームにたどり着くのです。

アフタヌーン・ティーのスイーツは、お好みのケーキ一切れとプチフールを選ぶことができます。
サンドイッチは、プレーンなパンとヘルシーなライ麦パンの2色使い。マヨタマとキュウリ&クリームチーズのフィリングで。

 木の床張りに暖炉、大きな窓、天井を縁取る装飾と、クラシックな雰囲気に溢れるこの空間は、かつてはパブの前オーナーの住まいとして使われていたとのこと。

 その後、イベント・ルームやダイニング・ルームとして使用されていましたが、現オーナー、アラステアさんの「高級ホテルのラウンジとはひと味違う、もっとカジュアルにアフタヌーン・ティーを楽しめる場所を」という発想で、5年前にティー・ルームができあがりました。アラステアさん自らコレクションしたヴィンテージのテーブルウェアを使って、正午から夕方6時までの時間帯限定で、紅茶やスイーツを提供しています。

フレンドリーなティー・ルーム・スタッフ。左がパティスリー・シェフのトヤさん、右がオーナーのアラステアさん。
ティー・ルームの内観。20席ほどのこぢんまりとした部屋です。

<次のページ> グルテン・フリーやヴィーガンのスイーツも

2016.05.30(月)

文・撮影=安田和代(KRess Europe)

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