自分が把握できる広さの家に住む

リビングにはマキタの掃除機とルンバがスタンバイ。

 三拠点生活をスタートする時に、「家事サービス断捨離」を行いました。それまで我が家はいろいろなサービスに支えられて暮らしていたのです。私が超虚弱体質でなにをやってもすぐに疲れるし、具合が悪くなってしまうのと、住んでいたのが住宅街で、周辺には生活に必要なお店が少なかったからです。

 やめたサービスはこちら。

● 一週間に一度の掃除サービス

● 一週間に一度のクリーニングの宅配サービス

● 一週間に一度の食品宅配サービス

● 一週間に二度の洗濯サービス

● ウォーターサーバーレンタルサービス

 なぜやめたのか。その大きな理由はこの二つ。

● 三拠点生活で移動が多くなり、そのたびに日程変更の連絡をするのが面倒

● 健康になったので自分で動けるようになった

洗面所には好きな小物類とマルセイユリキッドソープ。

 東京の新居の近辺にはたくさんのお店があり、クリーニングの宅配やウォーターサーバーも必要なくなりました。

 いろんなサービスに頼らないで自分が考えた時に動けるのって、時間の節約にもなるし気遣いも必要ないので、すごく開放感があって自由な気分です。

 以前住んでいたのは大きな一軒家で部屋が7つもあり、五層式になっていて家中が階段だらけでした。

 でも新居は、3LDKのマンション。ほとんど段差もありません。そうすると、掃除をしようかなという気にもなるんですよね。自分が把握できる広さの家に住むって大事だなーと思いました。

 でも決して掃除が好きなわけではありません。だから、いかに楽に早く掃除ができるかということを日々考えるようになりました。

雑誌付録カレンダー用の挿絵(松尾たいこ・絵)から。

2016.05.28(土)
文・撮影=松尾たいこ