“何もしない”ために行く 日本の贅沢宿6選

“何もしない”ために行く 日本の贅沢宿6選

城崎温泉の名旅館「西村屋本館」で
日本の伝統建築と美食をたっぷり満喫

◆ 西村屋本館[兵庫県]

日本人のDNAがふ~っと寛ぐ様式美

陰影を重んじ、床の間もきちんと飾られた美しい設え。露天風呂付きの部屋もある。

 江戸は安政期からつづく城崎温泉の名旅館。数寄屋造りの部屋で日本伝統の様式美を堪能できる。特に「平田館」は数々の名茶室や料亭を手がけてきた巨匠・平田雅哉氏による建築。

歴史を感じる門構え。数々の文化人もここで癒されたはず。贅を尽くした大浴場、手入れの行き届いた日本庭園、そして、老舗旅館のホスピタリティに身を委ねるのも楽しみのひとつ。

 さらに、展示室には犬養毅や北大路魯山人といった文化人の作品が並ぶが、ラウンジの本や飾られた書画にも文化を感じられる。

夏は清流で獲れるアユやイワナをシンプルに焼いたものが絶品。

「伝統的な設えの中で、庭を散歩して、お風呂に入ってふ~っと力を抜く。たまに温泉街に出て湯めぐりを楽しむのもいいですね。それをずっと繰り返していたくなる宿です。食事は冬の松葉ガニをはじめ、魚介料理全般が美味」(岩佐さん)

日本海に近く、海の幸も豊富。さらに、但馬牛やこうのとり米など、ごちそうにも恵まれた宿。

● ここがいい!
・名建築で和の心地よさ
・ときどき温泉街に繰り出す

西村屋本館
所在地 兵庫県豊岡市城崎町湯島469
電話番号 0796-32-2211
料金 1室2名利用(1泊2食付)1名料金 32,550円~(税・サービス料込)
部屋数 34室
URL http://www.nishimuraya.ne.jp/honkan

●今回お話を伺ったのは……

岩佐十良(いわさ とおる)さん
『自遊人』編集長。東京都生まれ。新潟県南魚沼市在住。編集者、クリエイティブディレクター、株式会社自遊人代表取締役。温泉や食の記事に定評がある雑誌『自遊人』編集長として活動し、話題の宿、「里山十帖」のオーナーでもある。

<この記事の掲載号>

CREA 2016年6月号

がんばりたくない人のための
だらだらリラックスのすすめ。

定価780円

2016.05.23(月)

text=Mei Hojo

※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。

CREA 2016年6月号

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