●街の様子と熊本城

人通りも多く、活気を感じたアーケード街。

 熊本市内中心部も歩いてみました。活気を取り戻しているように見える街角もあれば、いくつかの建物が崩れてしまった街もあります。

 市内中心部のアーケード街は、ゴールデンウィーク最後の日曜日とあって、買い物を楽しむ方の姿も見られました。

食品を中心に街頭販売。

 老舗デパート「鶴屋百貨店」の本館は、被害のあった館内ではまだ営業ができずに、シャッターを降ろして屋外で営業。5月14日(土)より本館地下2階~1階の営業を再開するとの貼り紙がありました。

 古い街並みが残るエリアには、崩れてしまった建物がいくつかありました。

左:「危険」と書かれた赤い貼り紙が。
右:マンションの1階には駐車車両がまだ残っています。

 熊本市建築指導課による「応急危険度判定」により「危険」と判断されると、通称“赤紙”が貼られます(※「危険」判定でも該当部分の安全処置・修理等を行えば使用継続可能な場合もある、というのが市の見解です)。

 1階の駐車場部分が潰れ、斜めになってしまったマンションも。

 そして熊本の象徴ともいえる熊本城へ。熊本城は報道のとおり深刻な被害を受け、修復には数十年かかるとも言われています。

熊本城のほとんどの場所は立ち入りを禁止されていました。
敷地内にある熊本大神宮も甚大な被害を受けています。

2016.05.09(月)
文・撮影=CREA編集部