今日の絶景

今日の絶景

規模こそ小さいものの存在感は絶大
ナポレオンが初めて造った元祖凱旋門

Magnificent View #955
カルーゼル凱旋門(フランス)

(C)Marco Cristofori / Masterfile / amanaimages

 パリでナポレオンが作った建造物といえばエトワール凱旋門が有名だが、こちらも豪華さでは劣らない。1808年完成のカルーゼル凱旋門は、ナポレオンが遠征における戦勝を記念して建てた最初の凱旋門だ。

 この凱旋門が立つのは、ルーヴル美術館の敷地内にあるカルーゼル広場。ここにはかつてテュイルリー宮殿があり、その門として建設された。宮殿が撤去された後は、広場を象徴する建造物となっている。

 建物は高さは19メートル、幅は23メートルで、3つのアーチと8本の大理石の円柱からなる。バラ色の大理石といい、上部にある兵士8人の鮮やかな像といい、存在感たっぷり。

 だが、ナポレオンはこの凱旋門のサイズに満足せず、さらに大きな凱旋門を30年かけて建設した。それが、高さ50メートルのエトワール凱旋門だ。

 ナポレオンには不満を抱かれ、大きさでも話題にならなかった元祖凱旋門。だが、今は歴史建造物としてだけでなく、アーチ越しにエトワール凱旋門を見られる絶好のビュースポットとしても、人々に人気を集めている。

2016.05.12(木)

文=芹澤和美

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