今日の絶景

今日の絶景

外敵から街を守るために造られた
ヨーロッパ最古の屋根付き木造橋

Magnificent View #948
カペル橋(スイス)

(C)F. Lukasseck / Masterfile / amanaimages

 スイスを代表する観光都市ルツェルン。この街のシンボルといえば、ルツェルン湖に注ぐロイス川河口付近に架かるカペル橋だ。1333年に造られた、ヨーロッパで最古の木造屋根付き橋でもある。

 建造の一番の目的は、川を渡ることではなく、湖から襲撃する外敵を防御することだった。橋の傍らにある八角形のレンガ造りの貯水塔は、当初は見張り塔として建てられ、一時期は牢獄や拷問所としても使われていたという。

 この橋を有名にしていたものが、屋根の梁に描かれた100点ほどの絵。そこにはスイスの歴史や街の守護聖人の生涯が描かれていたが、1993年の火災により、橋の大部分とともに消失。橋は翌年には再建され、現在は焼け残ったオリジナル数枚と復元されたものが飾られている。

2016.05.05(木)

文=芹澤和美

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