今日の絶景

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ベトナム中部の古都ホイアンに
「日本橋」という名の橋がある理由は

Magnificent View #940
遠来橋(ベトナム)

(C)Robert Harding Images / Masterfile / amanaimages

 中世の面影を色濃く残す、ベトナム中部の古都ホイアン。旧市街の中心部にあるランドマークといえば、この橋。

 その名は、論語の「朋あり遠方より来たる、また楽しからずや」から付けたとされているが、「日本橋」という呼び名のほうが有名かもしれない。

 中世、海のシルクロードの拠点として栄えたこの街には、日本人をはじめとする多くの外国人が暮らしていた。1593年に完成したこの橋の建設には、日本人も携わったと言われている。ここを境に、日本人街と中国人街があったとも。

 橋はトゥボン川につながる水路に架けられ、橋脚にはレンガが、屋根には漆喰で固めた瓦が葺かれた堂々たる造り。中央には、小さな寺もある。

 しかし、江戸幕府による鎖国政策が行なわれると海外への渡航は禁止され、最盛期には数百人が暮らしていた日本人街も消滅。だが、故郷を離れ、遠い異国に暮らした人々が造った橋は今も、日越友好の架け橋として大切に保存されている。

2016.04.27(水)

文=芹澤和美

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