おかずも主食も一皿に。ワクワクな大人のお子様ランチ“ワンプレートごはん”のレシピを料理家の飛田和緒さんに伺いました。

 第1回は、ワンプレートごはんには欠かせない鉄板の常備菜レシピをご紹介!

» 第2回 「鶏の炊き込みごはんプレート」レシピ
» 第3回 「休日のランチプレート」レシピ
» 第4回 「冷蔵庫にあるもののっけプレート」レシピ

冷蔵庫を開けてワクワクしながら作る
“大人のお子様ランチ”です

 子どもの頃、お子様ランチが大好きでした。おかずも主食も、ときにはデザートまで。かわいい一枚のお皿に盛りつけられた、デパートの食堂や不二家レストランで食べる特別なご馳走でした。

 自宅で食べるワンプレートごはんもそんな気分。娘とふたりで食卓を囲むときは、冷蔵庫を開け、「今日はどんな組み合わせにしようかな」と、考えるのはちょっとした楽しみです。お気に入りのお皿に常備菜やその日に作れる料理を組み合わせ、「いかにおいしそうに見えるか」も考えながらワンプレートを完成させるのが好きなのかもしれません。

ワンプレートでおもてなしも

 休日のブランチもワンプレートで。天気がよくてベランダで食べたいとき、お皿の数が少なければ運ぶのも片付けるのもかんたん。娘にはロールパンやバゲットを添えて切り目を入れ、サンドイッチにできるように。大人はカリッと焼いたトーストにおかずをのせて食べるスタイルにし、贅沢なシャンパンブランチです。

 また、ワンプレートは、実はおもてなしにも使えます。娘のお友だちが遊びに来たり、特に夏は大勢のお客様が訪れる我が家。そんなときは、料理をたっぷりと作っておき、ワンプレートに盛り込んで銘々にお渡しします。大皿に手を伸ばすよりも気兼ねがないようで好評です。

 娘も大きくなってきて、これからは一緒に食べない日も増えるでしょう。そんなとき、夫が不在でも、私はきっと自分だけのお子様ランチタイム。それもちょっと楽しみです。

2016.04.15(金)
text=Mei Hojo
photographs=Tamon Matsuzono

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※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。

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