Magnificent View #925
グーリアミール廟(ウズベキスタン)

(C)Robert Harding Images / Masterfile / amanaimages

 ウズベキスタンの古都サマルカンドにあるグーリアミール廟は、ティムール朝を建国したティムールとその一族が眠る霊廟だ。その名は現地の言葉で「支配者の墓」を意味する。

 もともとは、トルコ遠征中に死亡した孫のムハンマド・スルタンを葬るため、ティムールが1404年に建設したもの。だが、ティムール自身も翌年の中国遠征途中に亡くなり、この廟に葬られることになった。

 サマルカンドブルーと呼ばれる鮮やかな青色のタイルが織り成すドームが目を引くこの廟。内部も壁一面にびっしりと細密な金の装飾が施され、豪華絢爛だ。

 ティムールの棺の裏にひっそりと刻まれているのは、「私がこの墓から出た時、最も大きな災いが起こるだろう」という言葉。

 なんとその刻印通り、1941年に学者がこの棺を研究のために開けた翌日、当時ウズベキスタンが属していたソ連にドイツ軍が侵攻。結局、ソ連は戦争には勝ったものの、以降、棺は鉛で封印され、二度と開かれていないという。

Column

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2016.04.12(火)
文=芹澤和美

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