今日の絶景

今日の絶景

日光の山道沿いに数十体も並んだ
お地蔵さんたちが起こす怪奇現象とは

Magnificent View #920
並び地蔵(栃木県)

(C)Robert Harding Images / Masterfile / amanaimages

 栃木県日光市の憾満ヶ淵(かんまんがふち)は、荒々しい流れの大谷川沿いから奇岩を観賞できる景勝地だ。

 散索路となっている山道には、ずらりと並ぶ地蔵群がある。正式名称は「並び地蔵」だが、別名は「化け地蔵」。数えるたびに数が異なり、参拝者を化かすという不思議な謂れから、そう呼ばれるようになったという。

 地蔵群は、日光山を再興した慈眼大師天海の門弟たちが彫ったと伝えられている。かつては100体ほどあったが、明治35年の大洪水で一部が流失し、現在は約70体が残っている。

 もちろん、地蔵の数が変わるわけはなく、似たような大量の地蔵を数えるうち、うっかり数え漏れが出てしまうというのが実際のところだろう。だが、静まり返ったなかにずらりと並ぶ地蔵は神秘的で、数が変わったと思わせるような雰囲気も、確かに醸し出しているのだ。

2016.04.07(木)

文=芹澤和美

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