今日の絶景

今日の絶景

ベルリンに聳える電波塔の建設目的は
東ドイツの工業力のアピールにあった

Magnificent View #919
ベルリンテレビ塔(ドイツ)

(C)Robert Harding Images / Masterfile / amanaimages

 ドイツの首都ベルリンに立つこのテレビ塔は、ブランデンブルク門と並ぶ街のシンボル。高さは368メートルで、立ち入り可能な公共建築物としては、ヨーロッパ有数の高さを誇る。

 1969年に東ドイツで誕生したこの建物は、東西ドイツの歴史を物語る証人でもある。

 建築計画が浮上した1950年代半ば、東西ドイツは激しく対立していた。東ドイツは、威厳をかけてこの巨大な塔を建設。テレビ塔としては世界初のコンクリート製となったのは、工業力をアピールするためのものだったのだとか。建築には4年の歳月をかけ、展望台や回転レストランも併設された。

 1990年に東西ドイツが統一。以降、新たにアンテナが付いたことで完成当時より約3メートル高くなり、回転レストランは、それまで1時間で1回転だったものが20分で1回転と3倍の速さに。現在は年間100万人が訪れる人気の観光スポットとなっている。

2016.04.06(水)

文=芹澤和美

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