今日の絶景

今日の絶景

カザフスタンを襲った震災にも耐えた
釘を一本も使わない木造の教会

Magnificent View #916
ゼンコフ教会(カザフスタン)

(C)Robert Harding Images / Masterfile / amanaimages

 カザフスタン最大の都市アルマトイ。この国の経済や文化の中心地でもあるここは、ソビエト連邦から独立した中央アジアの国のなかで最も発展している都市だ。1998年にアスタナへの遷都が行われるまでは同国の首都でもあり、「南の首都」とも呼ばれている。

 街の中心部にある公園の中に立つのは、ゼンコフ教会。1904年に建てられたロシア正教の教会だ。ソ連時代は聖職者も追われ、博物館として使われていたが、独立後の1997年、再び教会となった。現在は、カザフスタンに多く暮すロシア人教徒たちが集まる場所となっている。

 教会の背景に見えるのは、標高4000メートル級の天山山脈。壁が黄色やブルーに塗られたカラフルな建物と、雄大な稜線とのミスマッチが印象的だ。

 建物は木造で、釘は一本も使われておらず、耐震性を重視した構造となっている。1911年の大地震では、周囲は壊滅状態だったが、この教会だけはびくともしなかったのだという。

2016.04.03(日)

文=芹澤和美

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