今日の絶景

今日の絶景

戦没した日系カナダ人の慰霊のために
桜が植樹されたバンクーバーの公園

Magnificent View #912
スタンレーパーク(カナダ)

(C)J. A. Kraulis / Masterfile / amanaimages

 日本の春を思わせる、満開の桜。これは、バンクーバーのダウンタウンにある公園、スタンレーパークのなかで見られる光景だ。市内には多くの桜が植えられているが、なかでもここは、街を代表する花見スポットとなっている。

 この桜の木は、第一次世界大戦で戦死した日系カナダ人を慰霊するため、1930年代に日本から寄贈された500本がルーツ。その後、この公園だけでなく、街や通りにも植樹が広がり、バンクーバーはいたるところで桜が咲く街となった。

 4月初旬に咲くソメイヨシノに始まり、5月に満開になる八重桜まで、スタンレーパークでは長い期間、花見を楽しむことができる。カナダでは屋外での飲酒が禁止されているため、日本のお花見のような宴会はできないが、桜の花が舞うなか、のんびりとピクニックをするのも気持ちがよさそうだ。

2016.03.30(水)

文=芹澤和美

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